はた楽。
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仕事の悩み

職場の飲み会が断りにくい!行きたくない嫌な飲み会の断り方と、断れないときの対処を考えよう。

社会人になると職場の同僚や上司との飲み会が待っています。

特に新人や若手のうちは、先輩・上司に連れまわされるなんてこともよくあります。

飲み会が得意な人はいいですが、全員が全員そうではないですよね。

私もよく先輩から

「このあと飲みに行くぞ!」

と言われ、そういうもんなのかと思って何も考えずに参加していました。

でも何度か参加しているうちに、

「正直めんどうくさい!」

という気持ちがわきあがってきました。

いや実際、めんどうくさいですよね。

先輩の自慢話や説教は聞いていてあまり楽しくないですから。

でも、先輩や上司に言われたら断れない。

人間関係もあるし、参加したほうがいいのでは……?

いいえそんなことないです。

嫌な飲み会は断っちゃいましょう。

行きたくないなら家に帰ってのんびりした方が有意義です。

飲み会には4種類ある!

職場の飲み会といっても大きく分けると4種類程度あります。

〇職場のオフィシャルな飲み会

〇部署・グループごとの飲み会

〇上司や先輩から誘われた飲み会

〇個人的に同僚と行う飲み会

オフィシャルな飲み会

オフィシャルな飲み会というと、歓迎会や送別会、忘年会に暑気払いなんかがありますね。

これらはなかなか断りづらいものです。

ここは最低限参加しておいた方がいい飲み会でもあります。

というのも、歓迎会だったら、新しい人への顔見せって部分もあるんですよね。

なんとなくほとんどの人が参加するので、自分だけ参加しないというのも言い出しづらくあります。

接することの少ない幹部クラスも参加したりするので、席が隣になったりしたらむちゃくちゃ気疲れします。

でも逆にふだん聞けないような話を聞くこともできます。

ただ、こういうオフィシャルのって、ふつうの飲み会よりもいい場所でやることもあって、お値段的にもいつもより高めだったりします。

会社でいくらか負担してくれることもありますが会社によりけりですね。

だいたい二時間くらいで終わるものが多いので、嫌だったら一次会だけ参加して、二次会の雰囲気になったらさっといなくなるのがいいでしょう。

飲み会を断っちゃえといいましたが、全部断るのはそれなりに角がたつんですよね。

部署・グループごとの飲み会

部署ごと、グループごとの飲み会もけっこう高頻度であります。

そのときの上司やリーダー的な役割の人にもよりますけどね。

このレベルになれば、不参加でもけっこう理由が立ちます。

結婚している人だと家庭を理由に割と断れます。

私も、

「子どもがいるので……」

とほとんどこのレベルの飲み会から参加していません。

でも、お世話になった方の送別会などは、参加して直接、礼を言いたいので参加しています。

あと、グループ全体で何かをやり遂げた打ち上げなんかだと参加しておいた方が今後のためになります。

仕事をする中ではかなり密接な相手になるので仲良くなるにはいい時間です。

オフィシャルの飲み会よりは見知った仲の人達との飲み会なので多少はやりやすいかもしれません。

嫌な同僚や先輩がいたらそれだけで億劫なものに変わりますが。

上司や先輩から誘われた飲み会

さて、やっかいなのは上司、苦手な先輩からの個人的な飲み会のお誘い。

多くの人が嫌がるのはこのタイプの飲み会じゃないでしょうか。

私もこの飲み会がとても嫌です。

好きな先輩や上司なら別に問題ないんですよ?

その場合は誘われなくてもこっちから誘っています。

ここでもさらに二つのパターンがあります。

一つはこちらの仕事を見ながら気遣って誘ってくれている場合。

こういう誘いをしてくる上司・先輩は基本いい人だし、面倒見がいいので一度一緒に飲んでみるのもいいかなと思います。

もう一つは、本人がとにかく飲みたくて仕方ない人の場合。

こちらは正直飲みに行っても時間とお金と体力を奪われるだけ。

話の内容も、発展的なものは少なく、過去の自慢話やお説教が多くなっていきます。

相手に興味がなくて、断ってものちのち面倒にならないなら断った方がいいでしょう。

勤務年数が上がってくると、今度は自分が後輩を誘って飲みに行く立場になっていきます。

そうしたときは嫌な先輩にならないように気をつけないといけないですね。

個人的な同僚との飲み会

一番気楽なのは、個人的なつながりのある同僚との飲み会です。

もうこれは仲のいい者同士でやりますし、仕事の愚痴もいえるし、同じ年代なら将来の話もしやすいですね。

このレベルになれば飲みに行ってもあまりつらいものではないのではないかなと思います。

むしろ身内レベルならここで発散できるしたまにはいいものですよ。

飲み会は断ってもいい

さて4種類の飲み会を見てきましたがこれらはいずれも断ってもいい。

嫌な飲み会は断って問題ありません。

まずはその大前提を知っておきましょう。

「飲み会も仕事のうちだ!」

という先輩もいます。

いえいえ、もう私の営業時間は終わっております。

それは仕事ではありません。

「そうは言っても断ると人間関係に影響が……」

確かにそういう面もあります。

飲み会をすることによって築かれる関係もありますし、断ることで付き合いが悪いと思われたりもします。

ただ、飲み会は出なければいけないものではない。

「出るか出ないかの選択肢は自分にある!」

ということを知りましょう。

だってそれは個人の自由ですから。

誰からも強制されるものではありません。

その大前提を知っていれば、参加するにしてもしないにしても気持ちのあり方が変わります。

いつまでも行きたくない飲み会に、

  • 時間
  • お金
  • 労力

を払い続ける必要はありません。

その時間があったらなにができるか。

飲み会に出す4,000円があればなにが買えるか。

その労力を使わなければどんな意欲がわいているか。

そう考えると、いかに嫌な飲み会が自分の貴重なものを奪っているかがわかります。

飲み会は自分が行きたいときに行くのが一番です。

こうして4種類あげてみましたが、

「自分ならこの飲み会なら断れそうだ」

というものが出てくると思います。

そこで、自分の中で、ここまでは参加、ここからは不参加と線引きしておくといいですよ。

そしたら最初からこのあたりの飲み会はやめておく!と決断を迷わずにすみます。

どうやって断ればいいか

「そうは言ってもどうやって断ればいいの?」

これが難しい。

特に若いうちは断ることに抵抗があると思います。

昔に比べれば、

「俺の酒が飲めないのか!!」

なんて人は減ってきましたが、それでも自分の立場を考えると……。

以下は、ふだんの私の断り方です。

これを参考にしながら自分にあった断り方を考えていきましょう。

私の断り方は大きくわけて3つです。

予定があるといって欠席をする

これが一番ふつうの方法ですね。

自分なりに理由を考えて欠席をします。

私の場合独身の頃は、

「あーすみません。お誘いはうれしいんですけどちょっと先約(予定)が……」

「いやもうほんと申し訳ないです」

だいたいこれで文句は言われません。

「予定あるんじゃしょうがないか」と思ってくれます。

でもそのあとで、一人でラーメン屋から出てくるところを見られたりしたら大変なので、その日は見つからないように行動をしたほうがいいです。

結婚をしてからは、妻や子どもを理由に断っています。

実際に仕事が終わって寝るまでは、子どもの食事からお風呂、寝かしつけがあるので嘘ではないんですけどね。

理由をつけて断るときでも、

「本当は先輩と飲みたいんですよ!」

という雰囲気を出しておいたほうが後々には響きません。

ですので、

「うわぁ。今日ですか。今日じゃなければ行きたいのになぁ。」

というのも一つの方法です。

ただ、

「じゃあいつにする?」

なんて返されると断れなくなるので気をつけて。

正直に今日は飲みたくないという

二つ目は今日は正直に飲みたくないという方法です。

「明日の仕事きついんで今日は勘弁してください」

「すみません。今日はもう疲れたんで寝させてください」

といった形で断ることはよくあります。

言い方はもうちょっと工夫しますけどね。

内容としてはこのままです。

一緒に働いている人だと仕事の大変さもわかるので、文句を言いつつも理解をしてくれます。

ふだんから飲み会はNGな雰囲気を出しておく

これは誘われたときではなく、ふだんの行動ですね。

そもそも私は飲み会は好きですがあまりお酒に強くありません。

新しい上司が転勤してきたり、自分が新しい部署にいくと、

「お酒は飲める人?」

と決まって聞かれるので、

「それが凄く弱くて……。強くなりたいんですけどね」

と答えています。

これを「飲み会好きですねー」なんて答えようものなら、上司からの誘いがあっという間にやってきます。

出なくてはいけない職場の飲み会に参加したときも、

「いやーお酒弱くてあまり飲めないんですよ」

ということをアピールしてます。

結婚をしてからは、家庭が理由になるので基本的に急な飲み会はNGという方向に持っていきます。

「今日の夜どう?」

なんて聞かれたら、

「行きたいんですけど、さすがに当日は厳しいっすよ」

といった形で断ります。

家庭の力は偉大ですね。

結婚をしてからは当日急に誘われるということはかなり減りました。

そうするうちに、徐々に誘われる回数自体が減っていくのでかなり有用です。

断れないときは腹を決めて参加する

それでも、断れないときは出てきます。

また、断り続けるのもやはり人間関係に影響がありますよね。

どうしても飲み会に行かなければいけない。

それだったらせめて飲み会を有意義なものにしましょう。

そのためには、

〇自分で企画する

〇気に入っている人の側で飲む

〇とにかく食べる!飲む!

といった方法もあります。

自分で企画するのは割とおすすめです。

幹事自体はお店探しもあるのでめんどうくさく感じますが、自分が幹事をすることでメリットも多くあります。

幹事になれば、呼ぶメンバーをある程度操作できます。

自分の行きたい店で飲むことができます。

終わったあと参加者に感謝されます。

気に入っている人の側で飲むのも大切です。

少しでも楽しくその場を過ごせれば出た意味もあったかなと思えます。

ふだん話せないけど仕事がすごくできる先輩がいれば、その人にいろいろ教えてもらうのもいいですよね。

逆に苦手な人や説教の多い人の正面にはならないように気をつけましょう。

それでもメンバーにも恵まれなかったら仕方ないです。

あとはよく飲んでよく食べましょう。

「今日は飲み食いしに来たんだ!」

と、しっかり元を取ってください。

ただしにらまれない程度に。

飲み会にも良いところはある!

私は飲み会にはあまり参加しない方針ですが、一応、良いところもあるということも話しておきます。

「飲み二ケーション」なんて言葉があるように、飲み会って仲良くはなれるんですよ、ある程度は。

こちらが、

「あーこの先輩めんどくさいなー」

なんて思っていても、相手は飲みに付き合ってくれて話を聞いてくれる相手に悪い気はしません。

そうした小さな人間関係の積み重ねがけっこう仕事に良い影響を与えていきます。

また、飲み会のような解放された場所でないと聞けない話なんていうのもあります。

その業界や会社内の裏話的なものって、知っておいて損はありません。

頻繁だとさすがにきついですがたまには先々のために付き合ってみるのもありですよ。

おわりに

一番最初にも書きましたが、

「飲み会は断ってもいい」

これが大前提です。

その上で、飲みに行くのも断るのも人それぞれです。

参加したときと参加しなかったとき、どちらが自分にとって有益かですね。

自分の現状に合わせて、一番最適な方法を選んでいきましょう。

そしてそれでも参加するなら、せっかくなので意味のある時間になるように工夫をしましょう。

ただ時間とお金と体力を浪費したのではもったいない!

自分なりの飲み会やその場の先輩から何かを学びとる!関係性を作る!といった意思をもってのぞんでください。